しびれドクターの独り言
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2025年5月10日(土)外来を聖マリアンナ医科大学脳神経外科教授の村田先生にお願いして第78回関東大学ボクシングリーグ戦にリングドクターとして参加してきました。1部、2部リーグ戦とあって白熱した戦いが繰り広げられており、久しぶりに熱い気持ちになりました。リングドクターとしての仕事として、試合前の選手のメディカルチェック、試合中の医学的サポート、選手の試合後の診察を行います。試合中は顔面のカットや選手ダウン時の対応などを多くの観客の前で行うわけですから、一挙手一投足注目を浴び、緊張します。特に世界戦のリングドクターなど衛星放送を通じて全世界に発信されるので責任重大です。今回は 日体大vs東洋大、明治大vs専修大 慶應大vs大東文化大 駒澤大vs東京農大 拓殖大vs日体大 中央大vs法政大 合計50試合! 数人のリングドクターで分担してサポートしてきました。一般的なコンタクトスポーツは脳振盪を防ぐ指導がされますが、ボクシングについては顔面を殴打させ、脳振盪を競い合うスポーツで、危険が伴います。不幸にも急性硬膜下血腫を発症してしまえば致死率は50%にもなると言われています。今回も全試合で脳振盪の選手はいましたが無事におわりほっとして帰宅の途につきました。