ひとことに『しびれ』と言っても、ジンジン・ピリピリする感覚や、さわった感覚がよく分からないといったものなどさまざまです。また、その原因も多様で、簡単に決めることはできません。以下はしびれの原因としてよく見られる病気です。

• 脳疾患
• 脊椎脊髄疾患
• 抹消神経疾患

治療の必要なしびれもあれば、そうでないものもあります。心あたりの方は、いちど診察を受けることをお勧めします。治療が必要なしびれの場合、早めに治療に取り掛かる方が 回復の程度がよい傾向にあります。

脊椎脊髄疾患（せきついせきずいしっかん）

脊椎(せきつい)とはおおよそ背骨のことを言い、多くの骨が椎間板(ついかんばん)というクッションをはさんで、首からお尻までつながったものです。その中を脊髄(せきずい)と呼ばれる神経がとおっています。
脊椎の首の部分を頚椎(けいつい)、腰の部分を腰椎(ようつい)と呼びます。
脊椎脊髄疾患は、加齢により骨や椎間板などの変形が進み、神経を圧迫することにより多く起こります。その他にも後縦靭帯骨化症、腫瘍といったものなどもあります。